アダム・グリーン監督。エマ・ベル主演、ショーン・アシュモア、ケヴィン・ゼガーズ。2010年。
<ストーリー>
日の暮れたスキー場で、幼なじみのダン・ウォーカーとジョー・リンチ、そしてダンの彼女パーカー・オニールの3人は、最後の滑りを楽しもうと無理矢理リフトに乗り込んだ。ところが管理人の勘違いから、山頂への途中でリフトがストップ、ゲレンデの照明も消され、地上15メートルの空中に置き去りにされてしまう。スキー場が営業再開するのは1週間後。大声で助けを求めるが、もちろん誰にも届かない。やがて吹雪になり、氷点下20度の極寒、暗闇の中、3人は脱出を試み始めるが…。
<感想>
シチュエーション・スリラー。
こういう身近な恐怖のお話、大好きです。という訳で楽しみに観たのですが、ちょうど観た日がとても暑い日で、汗を流しながらだったので、いまいち寒い、という気持ちが伝わってきませんでした。これは単に私の都合ですが。
あってはならないことながら、こういう状況に陥るという条件は、かなり上手く出来ていたと思います。あれは勘違いしても仕方ありません。でも除雪車は…気付いても良さそうな気がしましたけど。いったいどうなるのか、中だるみもありましたが、最後まで引っ張る力はあったと思います。
(以下ネタバレです)
もっと「寒さ」の恐怖で勝負して欲しかったのですが、「オオカミ」で全てが終わってしまいました。もっと違う路線が良かったなあ。とはいえ、長時間座っているだけが余りに長いので、膨らませるのはかなり難しいかな。ジョーとパーカーの会話は、結構好きでした。