グレゴリー・ホブリット監督。ダイアン・レイン主演、ビリー・バーク、コリン・ハンクス。2008年。
<ストーリー>
オレゴン州ポートランドで、FBI特別捜査官をしているジェニファーは、パートナーのグリフィンと共にインターネット上の犯罪を取り締まっている。警官だった夫は殉職、現在は母と8歳の娘と暮らし、仕事は夜勤だ。そんなある日、killwithme.comという不審なサイト情報が入る。アクセスしてみると、ライブ中継で猫が衰弱していく姿が。強制閉鎖してもIPアドレスが絶えず変更され、無限にコピーを繰り返す始末、そしてサーバはロシアで手出しが出来ない。そして1週間後、今度は男性が映像に現れた。裸の胸にはKill with meの文字、そしてサイトへのアクセスが増えるにつれて抗凝血剤が投与され、男性は公開処刑されるという仕掛けだった…。
<感想>
ラストは、ハリウッド映画だなあ、と思いました。作りは丁寧で、そこそこキャラ描写もされていて、映画としては単純に楽しめます。殺人の仕方が残忍で、映画『ソウ』を思い出しました。こちらは自力で助かる見込みはゼロですけど。アクセスによって、というアイデアはとても面白いと思ったのですが、感想コメントも残している、その視聴者達に対しては言及無しで、それが残念でした。でもそこまで突っ込むと、まとまらなくなってしまうかな。突っ込みはもう一つ足りませんが、総じてよく出来た映画だと思います。