震える舌

野村芳太郎監督。渡瀬恒彦主演、十朱幸代、若命真裕子。1980年。

あの頃映画 「震える舌」 [DVD]

<ストーリー>
ある日、マンションの近くで泥んこ遊びをしていた女の子・三好昌子が、落ちていた小さな釘で手にケガをした。よくあるケガだと思い自宅で一般的な消毒などをしたが、数日後に歩き方がおかしいことに気づいた父の昭と母の邦江が聞いてみると、昌子は「歩けるけど、歩きたくないの」と言い、話し方もどこかいつもと違う。昭と邦江は昌子を病院に連れていくが、「大したことはない」と診断され、取り合ってもらえない。やがて昌子は痙攣を起こし、自身の舌を噛み切って悶え始めた。大学病院での専門医による検査の結果、昌子は破傷風にかかっていることが判明し、隔離された病室に入院することになった。
数億年前から生き延びてきた破傷風菌は人間の中枢神経を毒素で侵し、潜伏期を経て発症した患者の生還率はきわめて低い難病をもたらす。昭は有史以前の微生物が昌子に及ぼす理不尽な災厄に慟哭し、邦江は自責の念に錯乱状態となっていく。ちょっとした光や入院患者たちの笑い声などでも痙攣などの発作が起こってしまうため、防音されて真っ暗な部屋で昌子を献身的に世話をする昭と邦江は看病疲れにより精神的に追い込まれるが、昌子は主治医・能勢らの必死の治療や昭と邦江の献身的な看護により助かる。
意識が戻った昌子に何が欲しいかと尋ねると「チョコパンが食べたい」と答え、身体は闘病で弱っているので能勢が消化の良い別のものを告げるもなお昌子は、「チョコパンだよー!」と叫ぶ。その声に、ようやく病室には笑い声が響くのだった。 (Wikipediaより転載)

<感想>
ずっと観たいと思っていたのですが、ようやく観れました。医療ドラマというより、ホラーと聞いていましたが、うん、確かに怖いですね。特に乳歯だからまた生えてくるよね、って歯を折っちゃうところが怖かったです。親だったら、そりゃ、心も折れますよね。この当時は破傷風の予防接種って無かったのでしょうか。絶対にしないとダメだなと思いました、はい。子役の子、すごいです。他の作品は出ていないようですが、役者さんにはならなかったのでしょうか?