TOY STORY 3　　トイ・ストーリー３

リー・アンクリッチ監督。声優にトム・ハンクス主演、ティム・アレン、ジョーン・キューザック、ジョディ・ベンソン、マイケル・キートン。2010年。

＜ストーリー＞
ウッディやバズと楽しく遊んでいたアンディも、もはや17歳。大学に進学するため、家を出ることになった。母親に急かされ、オモチャの整理を始めたアンディは、ウッディはカレッジ行きの箱に入れたが、残りのオモチャはまとめてゴミ袋に入れ、屋根裏に仕舞おうとした。ところがちょっとした手違いから、袋はゴミに出されてしまった。すんでの所で逃げ出したオモチャ達はアンディに捨てられたと誤解し、助けようとしたウッディ共々、サニーサイド保育園に寄付される箱の中に潜り込む。サニーサイドはオモチャの天国と思ったのも束の間、そこはオモチャを破壊しまくる凶暴な幼児達の集まる、オモチャの地獄だった。アンディへの誤解に気付き、逃げ出そうとするオモチャ達の前に、サニーサイドを支配するピンクのテディベア、ロッツォ・ハグベアが立ちふさがった…。

＜感想＞
ピクサーとディズニーの長編CGアニメ。娘のたっての希望で、映画館に行って観ました。もう公開から１ヶ月くらい経つのに、上映回数も多いし、ほどほどに埋まっていました。人気ですね。
冒頭から引き込まれます。そして大きくなったアンディにびっくり。オモチャを見る優しい瞳が素敵です。優しい、良い青年になりましたね。舞台がアンディの家から移ったことで、新しいオモチャがいっぱい出てきて楽しいです。特に笑ったのは、バービーとケンの恋、スペイン語モードになったバズ…大ウケです。終わりの方で小さい子だとトラウマになりかねない怖いシーンがあると聞き、少し心配していましたが、娘も泣くことなく、ドキドキワクワクを満喫したようです。
（以下、ネタバレです）
ラスト、アンディが親戚の女の子、ボニーに一つずつオモチャを説明しながら渡すところから涙、涙。ウッディを箱の中身に見付けて喜ぶボニーに、一瞬これは、と躊躇う表情を見せたアンディに、ウッディへの愛を感じました。そして去っていくアンディの車を見つめるウッディ達。子どもはオモチャを卒業する、だからこれが一番のハッピーエンドなのでしょうね。
とにかくストーリーがよく出来ています。そして大人も子どもも楽しめる映画です。