容疑者 室井慎次

君塚良一監督。柳葉敏郎主演、田中麗奈、八嶋智人。2005年。

容疑者 室井慎次

<ストーリー>
2005年2月。警視庁・室井慎次管理官は、新宿で起きた殺人事件の捜査本部長を務めていた。捜査で上がってきた被疑者は、現職の警察官。しかし取調中に被疑者は逃走、むちゃをして車にはねられ、即死してしまう。この件は終わりにしろと言う上からの命令が下るが、室井は遺留品の中に気になることを発見、事件の真相を求めて捜査続行を決意する。ところが被疑者の母親から過剰な取り調べが死亡の原因と刑事告訴され、室井は逮捕された。警察庁と警視庁の確執が絡みあい、室井の弁護をすることになった若き女弁護士、小原久美子は…。

<感想>
『踊る大捜査線』のスピンオフです。
室井さんのキャラ故だと思いますが、とにかく暗い…必要なことすら喋らないので、観ていてイライラしました。テーマが事件解決と言うよりも室井の信念だったせいか、ラストも「え?」という感じで終わり、あれれという印象。うーん、面白かったと言えるのかどうか。相手の弁護士がむかついたので、こいつが凹まされるところを見たい一心で最後まで観ました。でもあのキャラはちょっと行き過ぎかなあ、あれくらいやらないともっと暗くなってしまうかしら。室井さんの学生時代の恋の話は、好きでした。