中田秀夫監督。松山ケンイチ主演、工藤夕貴他。大場つぐみ、小畑健原作の漫画『デスノート』映画化の、Lが主役のスピンオフ作品。2008年。
<ストーリー>
タイのある村で新種のウイルスによるバイオテロが発生し、証拠隠滅のため爆撃によって焼き払われた。そこから数学の天才少年「ボーイ」を連れ出したFは、少年をワタリに託し爆死する。一方、キラ事件に終止符を打ったLは、ワタリの死を悼みながら、残された時間を世界中の事件解決に使っていた。そこに少年と、アジア感染症センター所長の娘、真希がウイルスを持って現れる。同じセンターで働く久條希実子、Kは環境保護団体『ブルーシップ』の人類削減計画に荷担していて…。
<感想>
この事件とデスノートは全く関係ありません。
楽しみに観たのですが、残念ながら凡作でした。これはLである必要があったのですかね。笑いを取ろうとしているのかも知れませんが、南原清隆がFBIって…しかも都合良くでてきた割にほとんど何もしないし。日本の警察は何で動かないんですか、キラ事件が解決したばかりでしょ、あれって誰もが知っている事件じゃなかったの?ウイルスもすぐに死んだり、時間がかかったり、一貫性がないし、ワクチンを皆に打ってと言われた人は誰?何故、大丈夫なの??Lも無理しすぎてて何だか…役者さんは頑張っていたと思いますが。
それでも自分の中のL像から合うエピソードや台詞が、Lへの想いに繋がって泣けるシーンもありました。でもこれはあくまでもキャラへの気持ち、映画ではないです。Lが好きな人なら観ても良いかな。でも私は2度観ることはないでしょう。