フランシス・ローレンス監督。ウィル・スミス主演、サリー・リチャードソン、アリシー・ブラガ、ダッシュ・ミホク、チャーリー・ターハーン。2007年。
＜ストーリー＞
2012年。科学者であったロバート・ネビルはたった１人、愛犬のサムと共にウイルスのため人類のいなくなったニューヨークで暮らしている。昼間は車で荒廃した町を散策、生存者を信じて待ち、ウイルスのワクチンの研究をする。ウイルスのため人類では無くなった闇に住むダーク・シーカーズを救い出すためだ。そんなある日、罠にはまり、サムがウイルスに冒され…。
＜感想＞
無人で荒廃したニューヨークが圧巻、『バニラ・スカイ』とはまた違った感動です。しかし３年、人が１人でこんな風に生活できるものでしょうか？食料も底をつくでしょうし、電気は自家発電として水道は？？同じような映画ではロンドンが舞台の『28日後』を思い出しますが、あちらはアクション、こちらはホラーという感じです。CGとスミスの孤独を表現する演技力には感動しましたが、ストーリー的にはかなり疑問が残りました。後半のクライマックスのためにもっと時間を割いて丁寧に描いた方が良かったんじゃないでしょうか。原作のあらすじを読みましたが、そちらの方がずっと面白かったように思います。この映画の展開はありきたりで、とても残念でした。
