マイケル・ウィンターボトム監督。アンジョリーナ・ジョリー主演、ダン・ファターマン、アーチー・パンジャビ、イルファーン・カーン。2007年。
<ストーリー>
2002年、パキスタンのカラチ。ウォールストリート・ジャーナルの記者ダニエル・パールは、妊娠5ヶ月の妻マリアンヌとディナーの約束をした後、帰国前の最後の取材に出掛けた。しかし、約束の時間になっても夫は帰らず、携帯電話も通じない。マリアンヌと友人たち、地元警察などによる捜索が始まる。数日後、誘拐され人質となったダニエルの写真が送られてきて…。
<感想>
ブラッド・ピット製作、実際に起きた事件の映画化です。映画というよりもドキュメンタリーに近く、盛り上げるような作り込みをしていない分、臨場感はたっぷり。感動で涙ぽろぽろ、というのではなく、ひたすら重い現実に胸がおしつぶされそうになります。マリアンヌという女性の強さに心打たれました。ピットは最初、前妻をマリアンヌ役に考えていたそうですが、アンジーになって本当に良かったと思います。