ニック・カサヴェテス監督。ライアン・ゴズリング、レイチェル・マクアダムス、ジーナ・ローランズ、ジェームズ・ガーナー。2004年。
<ストーリー>
ある療養施設に暮らす初老の女性。そんな彼女のもとに、定期的に通う初老の男性がいる。彼は、1940年、ノース・カロライナ州の小さな町シーブルックの、若いカップルの恋物語を読んで聞かせる。17歳のアリーは家族と一夏を過ごすためにやってきた良家の子女である。そんな彼女に一目惚れした材木工場で働く青年ノア。2人の恋は熱く燃え上がるが、両親の反対にあい、夏の終わり、2人は引き裂かれてしまう。ノアは365日、毎日手紙を書いたが、母の妨害に遭いその手紙はアリーのもとには届かない。やがて第二次世界大戦が勃発し、ノアは戦場へ、アリーはボランティアで看護した元兵士のロンと恋に落ちる。裕福なロンに両親も賛成し、2人はついに婚約、結婚式も間近に迫ったある日…。
<感想>
『マディソン郡の橋』をこえる…と聞き、ずっと観たいと思っていました。結果、ボロ泣きだったマディソンまではいきませんでしたが、とても気に入ったし、2人の恋愛模様をもっと知りたくて、珍しくDVDの削除されたシーンまで全部観てしまいました。お話的にはありがちだと思います。でも扱い方が上手く、映像も美しい。鳥の使い方には息を呑みました、特に白鳥がいっぱいの湖、綺麗です。失礼ながら若い2人の俳優さん達を全く知らなかったので、余計に普通の人の恋、を観ているような感覚になれました。初めは魅力的に見えなかった2人が、とても素敵に見えてきたのは、恋の魔力かな。