FAHRENHEIT 9/11　　華氏911

マイケル・ムーア監督。マイケル・ムーア主演、ジョージ・W・ブッシュ。2004年。

＜ストーリー＞
９月11日、アメリカで起きた大規模なテロ。アメリカ大統領ジョージ・Ｗ・ブッシュは、サウジアラビアのオイルマネーの恩恵に与り、富豪ラディン一族をテロ直後、何も調べずに国外へ脱出させていた。そしてあろうことか、全く関係のないイラクに戦争をしかけ…。

＜感想＞
ドキュメンタリー映画です。映画を観終わって思ったのは、さすがにもうブッシュは再選しないよね、でした。でも、どうでしょう。終了時には拍手が起こっていましたが、ブッシュ賛成派の人は元々この映画を観にこないでしょうし、観て欲しいと思うような人は、きっと絶対に観ないでしょう。私は特にアメリカに憧れがあった訳ではなく、今この国に住んでいます。住めば都、段々とこの国や人の良いところが分かり、今はもう４年目、まだしばらくは住みたいと思っています。アメリカはお金さえあれば本当に過ごしやすい国ですが、将来その上位何％に入れるとは、とても思えません。いつか日本に戻るという思いは、夫と私の中に常にあります。でもこうやって逃げる場所がある私たちはラッキーです。本当に嫌だったら日本に帰るという選択が私たちにはありますが、アメリカ人はここで生きるしかないのですから。