クリント・イーストウッド監督。ショーン・ペン主演、ティム・ロビンス、ケビン・ベーコン。2003年。
<ストーリー>
ボストンのダウンタウンに近いイーストバッキンガム地区。11歳のジミー、デイブ、ショーンは幼なじみで、いつも一緒に遊んでいた。ある日、道路にいたずらをしていたところ、警官を思わせる男が近づいてきて、3人を厳しく叱責した。男は家が離れていたデイブだけを車に乗せて走り去った。しかし男は警官ではなく、デイブは4日間監禁され、暴行を受けたのだ。そして25年後、ばらばらに暮らしていた3人をまた結びつける殺人事件が起きた。殺されたのは19歳になるジミーの娘。刑事となったショーンが事件の捜査にあたり、容疑者としてデイブの名前が挙がった…。
<感想>
丁寧に描かれた大作だと思います。3人の演技も素晴らしいです。でも観ていて非常に辛い映画で、繰り返し観たいものではありません。子どもの頃のあの事件が3人に大きな影を落としている、もし車に乗ったのがXXだったら、というようなことが何度か言われていましたが、それはまあそうなのですが、余りその点は心にずんと来ませんでした。それよりも家族に対する愛情にぐっと来ました。重い映画です。