アントワーン・フークア監督。デンゼル・ワシントン主演、ペドロ・パスカル、アシュトン・サンダース、ビル・プルマン、メリッサ・レオ。2018年。
<ストーリー>
前作より後。元海兵隊員で国防情報局(DIA)の凄腕の特殊工作員であったロバート・マッコールは、現在もマサチューセッツ州に住み、今は配車サービスのLyftの運転手として生計を立てていた。マッコールは常連の乗客や、あるいはアパートの近隣住人たちと親しく穏やかに接する一方で、危機に陥ったり、困っている善良で無力な人たちをその能力で密かに手助けする日々を送っていた。そんな中で、マッコールは、常連客である老人サム・ルビンスタインが生き別れた姉を探していることを知り、旧知のDIAの同僚スーザン・プラマーに力を借りて密かに捜すことにした。また、同じアパートに暮らし、その壁面に落書きを行った黒人青年の不良マイルズ・ウィテカーに絵の才能を見出し、彼が道を誤らないよう手助けするようになる。
その頃、ベルギーのブリュッセルにて謎の3人組の男たちによって、巧妙に無理心中に見せかけてある夫婦が暗殺されていた。夫は実はDIAの協力者であり、調査のため、スーザンと、マッコールのかつての仲間でもあった、DIAの元工作員デイブ・ヨークが現地へ派遣される。現場を見たスーザンは自殺とするには不審な点に気がつくものの、戻ってきた宿泊先のホテルにて金銭目当てと思わる不良青年たちに自室で襲撃され、そのまま殺されてしまう。スーザンの死の連絡を受けたマッコールはショックを受けると同時に、彼女の夫ブライアンに真相究明と、報復を約束する。そしてブライアンより借りたスーザンの遺品である携帯電話の情報を解析したマッコールは、ブリュッセルの事件が巧妙な殺人であると見抜き、スーザンの殺害理由に関連していると疑う。そして、自分は死んだと思っているデイブに再会して、実は生存していたことを報告すると共に、スーザンの死の不審点を伝え、捜査に協力を頼む。
マイルズをギャング達から引き離し、彼を諭すなどの活動を行いながら、マッコールはスーザンの死の真相に迫っていく。そんな中で、突如、客として乗り込んできた男に命を狙われるも返り討ちにする。その足でマッコールはデイブの家に赴くと、彼に何者かに命を狙われたこと、またその男が所持していた携帯電話から協力者が割り出せると話す。そして、その携帯電話から連絡を入れると、その通信先は他ならぬデイブであり、マッコールは彼が黒幕であると気づいていた。デイブは、自分たちはDIAに使い捨てにされたと言い、そのために同じく廃業させられた仲間たちと暗殺の副業を行っていたことを明かし、自分を正当化する。マッコールは許さず報復することを予告し、その場を後にする。
マッコールの力量を熟知するデイブは、仲間たちと彼のアパートを襲撃する。それを見越していたマッコールは不在であったものの、彼に恩を返そうとするマイルズが偶然部屋に入り込んでおり、デイブ達に人質として捕まってしまう。マッコールは海岸沿いにある亡き妻の家を決戦場に選び、デイブたちに連絡する。
ボストンにはハリケーンが接近しており、決戦場は避難命令が出ていた。マッコールが待ち構える海岸沿いの住宅街に到着したデイブたちは、デイブ自身は指揮官兼スナイパーとして援護に周り、フル装備の3人の仲間たちが現場へと踏み込む。そして嵐と地の利を活かし、マッコールは一人ずつ殺していく。最終的にはデイブに復讐を果たし、無事にマイルズを助け出す。
後日。マイルズは更生して無事に学校に通うようになり、マッコールをモデルとするスーパーヒーローのスケッチを描き、またアパートの壁面に立派な絵を残す。また、ルビンスタインは無事に姉と再会を果たす。マッコールは嵐が去った昔の家にて海を眺めながら亡くなった妻を想い出していた。(Wikipediaより転載)
<感想>
ヴィジランテ・アクションスリラーの第2弾、前回が面白かったので観ました。ジョン・ウィックのような強さは相変わらずなのですが、前作のような純粋に悪を滅ぼすではなく、復讐劇になってしまったのは少し残念。後味がイマイチでした。ハリケーン下での戦闘や、少年を更生させるのは良かったです。