佐藤順一、柴山智隆監督。声、志田未来、花江夏樹、寿美菜子、小野賢章。2020年。
<ストーリー>
愛知県常滑市に暮らす中学2年生の笹木美代は、言動が自由奔放なことから無限大謎人間を略したムゲというあだ名で呼ばれていた。彼女は、大好きなクラスメートの日之出賢人に猛アタックするが全く相手にしてもらえない。そんな折、美代はひょんなことから猫に変身できる不思議なお面を手にする。それをかぶって猫に姿を変え、日之出の部屋に行ったり、胸に飛び込んだりする。(シネマトゥデイより転載)
<感想>
さんざ宣伝していたので、楽しみに観たのですが、正直、期待外れ。まず自由奔放すぎるムゲが好きになれない…好きになった理由も、家庭で行き場を無くした時に猫になり、優しくされたから。まあその気持ちは分かりますが、一方的にズカズカ迫るのに嫌悪感。予定調和で日之出もムゲを好きになる、そこまでの理由を感じない…もっと丁寧に描いて納得させて欲しかった。
でも作画は素晴らしい。猫の動きも可愛い。猫島もジブリっぽくて楽しかった。しかし活かし切れてなかった感がひしひし。ジブリはやっぱり凄いなあ。
恋だけじゃなく、家庭環境まで扱おうとしたのが良くなかった?でもあれがないとムゲの設定が薄くなるし。うーん、いろいろ残念。予告がピークでした。