長崎健司監督。声、山下大輝、三宅健太、志田未来、生瀬勝久。堀越耕平原作の漫画映画化第一弾。2018年。
<ストーリー>
雄英高校の面々は、期末試験を終え、夏休みの林間合宿を控えていた。そんな時、デクとオールマイトはある人物から招待され、巨大な人工都市I・アイランドを訪れていた。そこではヒーローのアイテムや個性の研究成果を展示しているI・エキスポが行われている。オールマイトに紹介され、デクは、メリッサという少女に出会う。かつての自分のように無個性な彼女に自分を重ね合わせ、親近感を抱くデク。雄英のクラスメイトと会い、皆でパーティに行く約束をし、待ち合わせをしたその時。I・アイランドの警備システムがヴィランにハッキングされ、島内にいる人々が人質に獲られてしまう…。
<感想>
御都合主義な展開だったかもしれませんが、概ね面白かったです。何でA組の生徒しかいないの?とか、他の先生は?とか、他の学校の生徒は?とか、他のキャラももっと活躍を!とか、そりゃ言い出したらキリがないのですが、90分ですから、仕方ないです。ヒロアカは縛りが多いから、映画でお話作るの難しいと思うんですよね。オールマイトの力が無くなる前だと、デクが出れないし、敵のレベルも強過ぎたり、弱過ぎたりの加減も難しい。頭使うよなあ、と思います。人気生徒と、その個性に限られちゃうのは、ある程度仕方ないかなあ、と。お気に入りのキャラが大画面でワイワイやっているのを見るのは、それだけで楽しかったです。メリッサも可愛かったし、敵も予想以上に強くて、盛り上がりました。最初で最後のオールマイトとデクの共闘も、泣かされましたね。これが観れただけで、オッケーです。ただ一つ、これは手を抜かないで欲しかったのは、顔を書かない時の作画。ちょっと雑過ぎ?映画で大きい画面で見るのだから、もっと丁寧にして欲しかった。後はアクションシーンも迫力あったし、良かったです。また映画、やって欲しいな〜。