李相日監督。渡辺謙主演、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、妻夫木聡、宮崎あおい、広瀬すず。2016年。
<ストーリー>
八王子郊外で若い夫婦が自宅で惨殺され、犯人は逃走した。1年後、房総、東京、沖縄に身元不明の3人の男がそれぞれ現れ、訝られながらも次第に周囲に受け入れられ、それなりの人間関係が作られていく。ある日、警察が八王子事件の犯人の整形手術後のモンタージュ写真をテレビ番組で公表したのをきっかけに、それぞれの人間関係に揺らぎが生まれはじめる。 (Wikipediaより転載)
<感想>
最初、長いな〜と思ったのですが、すぐに3人の中の誰が犯人?と興味が湧いて、飽きずに観れました。結構、人の顔って分からないものですね。エピソードは、ゲイカップルのがイチバン切なくて好きでした。泣けました。最後に希望があったのも、弱かったけど、まあ、良かったですね。でもあの子、あんな素直な子なのに、何で東京で風俗なんてしてたの?そこらへんの確執がよく分からなかったです。ちょっとご都合主義に感じました。タイトルが「怒り」ですが、余りその辺は感じませんでした。血文字も結構綺麗な字で、もっと鬼気迫るものを感じさせて欲しかった。どの辺が怒りなのか、ピンと来なかったです。それよりも、信じる、信じきれなかった悲しみの方がテーマに思えました。