サイレンス  HUSH

マイク・フラナガン監督。ケイト・シーゲル主演、ジョン・ギャラガー・Jr。2016年。

<ストーリー>
マディーは人気のない森の中にある家で一人暮らしをしていた。ある日、友人のサラが本を返すためにマディーの家を訪れた。その夜、サラは覆面をかぶった男に負われてマディーの家に逃げ込もうとした。サラはマディーの家の扉を必死でノックしたが、聴力を失ったマディーにその音が届くことはなかった。逃げ場を失ったサラは、男に刺し殺されてしまった。
サラの様子を見た男はマディーが聴力を失っているのではないかという直感を得る。それなら容易く殺せるだろうと判断した男は、マディーを殺すべく行動を開始した。マディーの家に忍び込んだ男は、彼女の携帯電話を使ってマディーの寝顔を撮影し、それをマディーのパソコンの背景画像とした。自分が忍び込んだことをマディーに知らせるためである。マディーは自分が何者かに付けられていると知り、外出を極力控えるようになった。その様子を見た男は、マディーの家の送電線を切断し、自動車を使用不能な状態にした。それを受けて、マディーは「顔を見ていないのだから、貴方のことは誰にも言わない。もうすぐ男友達がここに来る」と紙に書き付けて、それをリップクリームでドアに貼り付けた。それを見た男は覆面を外し、「お前はもう俺の顔を知ってしまった」と言うのだった。さらには、サラの死体をマディーの寝室の窓に押しつけ、彼女を挑発した。マディーはアラームを使って男の気をそらし、サラの死体から携帯電話を取り出そうとしたが、失敗に終わってしまった。
その後もマディーは脱出のためにあらゆる手段を試したが、悉く失敗してしまった。最後の手段として、彼女は屋根の上からの脱出を試みるが、それを見つけた男はクロスボウで足を撃ってきた。揉み合いの末に男を屋根から突き落としたマディーは、クロスボウを奪うことにも成功した。傷ついた足を引きずりながら自宅に引き返したマディーは、サラを探しているジョンに矢文を送ろうとした。ジョンの姿を見た男は警察官の振りをしてごまかそうとしたが、ジョンは男が警察官ではないと見破った。男の術策にはまったふりをして、ジョンは隙を突いて男を意志で殴り倒そうとしたが、マディーがジョンに危険を知らせるために大きな音を立てたことが仇になった。音の方を向いてしまったが故に、ジョンは男に刺されてしまったのである。
出血で意識がもうろうとする中、ジョンは最後の力を振り絞って男を羽交い締めにした。マディーの逃げる時間を稼ぐためである。しかし、足を怪我したマディーにその場から逃げることが出来るはずもなかった。激しく動けば傷口が開く可能性もあった。何かうまい方法はないかと考えるマディーであったが、逃げることも隠れることもも出来ないと気がつくだけであった。もしも方法があるとすれば、自ら男を殺すことだけであった。羽交い締めを解いた男はマディーの飼い猫に刃物を押しつけ、マディーに姿を現わすよう脅迫した。マディーは男を射殺しようとしたが、肩を撃つことしか出来なかった。長々と続く追いかけっこに痺れを切らした男は、ついにドアを蹴破った。「家の中に入るぞ」と騒ぐ男に対し、マディーは「入ってこれるなら入ってこい、臆病者!」と血で書いた紙で応戦した。その一方で、マディーは家族に向けた遺書を執筆し、男の似顔絵をそれに添えた。
逃げ場のない浴室に駆け込んだマディーではあったが、それでもなお生還への一縷の望みを捨てたわけではなかった。 (Wikipediaより転載)

<感想>
予告の男の顔が不気味だったのと、評判が良いとのことで観てみました。うーん、そうですね、まあまあかな。聴覚障害であることが、そこまで活かされていなかった気がしました。結構ありきたりな展開なので、途中で飽きてしまい、ジョンが来た所で、面白く感じたのですが、呆気なく…あそこで叩きますかね…まあ、必死だったのかなあ?サラ&ジョンカップルが可哀想過ぎる。マディーは出血多量で意識朦朧としていた割に、最後はスタスタ歩いていて、?でした。あれはやらせだったんですか?出来れば最後は気を失って気づいたら病院とか、後日譚とか。予算が無かったのかな?ちょっと残念でした。