ジョスリン・ムーアハウス監督。ウィノナ・ライダー主演、ダーモット・マローニー。1995年。
<ストーリー>
結婚を控えたフィンのために彼女の祖母のキルト仲間がキルトを縫い綴る。それは、それぞれが死別・失踪・不倫・(夫の)浮気という不幸な想いをしてきた女達。それぞれがそれぞれの想いを心に秘めており、常々誰かに吐露したいと思っていること。フィンの母親も若すぎる結婚に失敗して彼女に結婚観を植え付ける…。
<感想>
妹と夫が関係したために、怒りに任せてすべての陶器をドアにたたきつけ、その破片を壁に塗り付けたフィンの祖母の姉クラディ。夫に「どうして川に行かないの?」と聞かれ「妻になったからよ」と答えるソフィア。嵐のような風はすべてのわだかまりを吹き飛ばしてしまう。「若者は愛に完全を求める。年をとった者はつぎはぎだらけの組合せの愛に美を見いだす」良かったです。