平山秀幸監督。岡田准一主演、阿部寛、尾野真千子、ピエール瀧。夢枕獏原作の同名小説の映画化。2016年。
<ストーリー>
メンバー全員が45歳以上で構成される中年のエベレスト登山隊は二人の滑落死者を出し失敗に終わる。遠征に参加したカメラマンの深町は帰国する隊員と別れ、あてどなくカトマンズの街を彷徨う中、ふと立ち寄った古道具屋の店先で年代物のカメラを目にする。エベレスト登山史上最大の謎とされているジョージ・マロリーの遺品と見た深町は即座に購入するが、カメラは宿泊先のホテルから盗まれてしまう。カメラの行方を追ううちに、ビカール・サン(毒蛇)と呼ばれる日本人から盗まれた故売品であることが判明するが、故買商からカメラを取り戻すために深町の前に姿を現したビカール・サンはかつて日本国内で数々の登攀記録を打ち立てながら、ヒマラヤ遠征で事件を起こし姿を消した羽生丈二その人であった。
帰国後に羽生の足取りを追った深町は、羽生が登山家としては既に峠を越した年齢でありながら、エベレストの最難関ルートである南西壁の冬季単独登攀を目論み、その最中にカメラを発見したことを察知する。恋人との生活も破綻し、目標を見失いかけていた深町は羽生の熱気に当てられるようにカメラの謎と羽生を追い始める。(Wikipediaより転載)
<感想>
原作未読です。事前情報など全くない状態で観ました。現地でロケをして、撮影はかなりハードだったのではないかと想像されます。が…うーん…。前半はまだ良かったのですが、後半がグダグダというか。原作もこの通りなのか、思い切り端折ってしまったのか?ヒロイン、必要でしたかね?何だか自分勝手で酷いなという印象が残りました。阿部さんの演技は鬼気迫るものあり、素晴らしかったです。しかし深町、カメラマンでしょう?写真もフィルムもどうでも良いって、どういうこと?それにこんなに簡単に(ではないですが)登れちゃうものなんですか。何だか、置いてけぼりのまま、終わってしまった感じでした。残念です。