ジム・シェリダン監督。ダニエル・クレイグ主演、レイチェル・ワイズ 、ナオミ・ワッツ。2011年。
<ストーリー>
購入したばかりのマイホームで小説を書きながら、美しい妻と二人の娘たちとともに人生を過ごすことを決意したウィル・エイテンテン。しかし、会社を辞め、平穏で幸せな生活を築いていこうとした矢先、一家に不幸が訪れる。娘が幽霊らしきものを見たとおびえたり、謎の男が自宅を覗きこんでいたり、自宅の地下に侵入した少年少女たちが怪しげなミサを行っていたり…。違和感をおぼえる奇怪な出来事が相次ぐのだった。そしてその原因は、5年前に起きた殺人事件にあることが判明。なんと、かつてこの家では、母子3人が虐殺、父親は重症という壮絶な事件が起きていたのだ。殺人事件の犯人がまだ捕まっていないという事実を知ったウィルは、家族を守るため事件の調査を始める。しかし、そこに待ち受けていたのは想像を絶する衝撃の事実だった―。幸せな一家を悩ます犯人の正体、そして狙いとは?真実を追い続けるウィルが辿りついた答えは、あまりに残酷なものだった…。(amazonより転載)
<感想>
サイコホラーと見せかけて、最後はホンワカ、みたいなレビューをチラリと見て、一体どういう映画なの?ストーリーを読む限り、ホラーっぽいけど??と思いながら、これは観なければ!と思い、観ました。最初はやはりホラー系。徐々にサイコサスペンスっぽくなり、んん?ありきたりなオチ?やっぱり犯人は?でも、ちょっと時間早いよね?うーん?どういうこと?もしや、おかしいのはこっちの人?などといろいろ考えながら嵌って見入りました。そしてラストは、涙、涙。ありがちなネタを詰め込みながら、それが上手く噛み合わさり、極上のファンタジーに仕上がっています。こんな切ないラストになろうとは。見事にやられました。オススメです。