キャサリン・ハードウィック監督。ケイシャ・キャッスル=ヒューズ主演、オスカー・アイザック、ヒアム・アッバス。2006年。
<ストーリー>
中東エルサレム。ヘロデ大王の税金取り立てに苦しむ小さな村、ナザレでつましい暮らしを送っているマリアは、ある日、両親からヨセフとの婚約がまとまったと知らされる。愛してもいない男性、とマリアは悲しむが、どうしようもない。その時、天使ガブリエルから、神の子を身籠もったと告げられた。婚約者でない人の子を身籠もると石打の刑の時代。村の人々から蔑まれるマリアを、ヨセフは愛故に受け入れ、メシア誕生を怖れるヘロデ大王の手から逃れるため、ヨセフの故郷ベツレヘムに旅することを決めた。そしてベツレヘムの馬小屋で、奇跡の瞬間を迎える…。
<感想>
『クジラの島の少女』のケイシャ主演ということで観てみました。キリストの映画は多いですが、生まれるまで、マリアが中心の話というのは、初めて観ました。婚約中にマリアが妊娠…ヨセフには心当たりがないだろうし、そりゃ、動揺しますよねえ。石打の刑で最初の石を投げようとする夢を見た時、天使が現れて止めてくれ、ホッとしました。最初は嫌がっていたマリアでしたが、ヨセフは本当に良い男で、夫婦の絆が出来てくるところに感動しました。そして幼子の誕生、その荘厳さに涙が出ました。東方の三博士も良かったです。良い映画です。