ジョン・メイブリー監督。エイドリアン・ブロディ主演、キーラ・ナイトレイ。2005年。
<ストーリー>
1992年、湾岸戦争で頭に銃弾を受け、奇跡的に一命を取り留めたジャック・スタークスは、ある冬の日、車が故障して困っていた母娘を助ける。娘の名はジャッキー、自分の名前が書かれたドッグタグを彼女にプレゼントし、ジャックはその場を離れた。そしてその後、ヒッチハイクした車で事件に巻き込まれた彼は、警官殺しの罪で裁判にかけられ、記憶を失っていたため心神喪失として精神病院へと移送された。そこで待っていたのは、ベッカー医師による実験的な矯正治療。薬を打たれ、拘束服(ジャケット)を着せられて、死体安置用の引き出しに閉じ込められるというものだった。密閉された暗闇の中で恐怖に気を失いそうになったジャックは、気が付くと2007年にタイムスリップ。そこで大人となったジャッキーと出会い、自分が1993年1月1日に死んだという驚愕の事実を知らされる…。
<感想>
私の好きなタイムパラドックス物という予備知識だけで観ました。暗鬱な始まり、精神病院、そして死体安置用の引き出しと、これは正義を正すための映画かと思いきや、ラブストーリーだったので驚きました。『バタフライ・エフェクト』をちょっと思い出します。出演者の演技はリアルで素晴らしかったのですが、内容的にはもうひとつだったかな…。でも最後の切なさには感動です。