ライラの冒険 黄金の羅針盤  THE GOLDEN COMPASS

クリス・ワイツ監督。ダコタ・ブルー・リチャーズ主演、ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ。フィリップ・プルマンの児童文学の映画化。2007年。

ライラの冒険 黄金の羅針盤 (字幕版)

<ストーリー>
イギリス、オックスフォード。この世界ではダイモンと呼ばれる動物の精霊がいて、生死を共にし、常に近くに付き添っている。12歳の孤児ライラは、ジョーダン学寮で暮らしているが、最近頻発している子どもの誘拐事件と関係があるのか、親友ロジャーが行方不明に。ライラはコールター夫人と一緒に北の地へ向かうことになるが、出発前、学長から黄金の羅針盤を手渡さ。コールター夫人の家で過ごすライラは、夫人が誘拐事件の首謀者と知り、逃亡するが…。

<感想>
ファンタジー・アドベンチャー。評判がいまいちだったので、やっぱり観るのはやめようと思っていたところ、手続きが遅れてDVDが届いてしまったため、まあ、いいか、と観ました。ダイモンという世界観はとても面白いです。動きも全く違和感がありません。闘いのシーンではダイモンが消える様子が綺麗。綺麗と言えばコールター夫人、ニコールにピッタリでした。(インタビューによると、夫人はニコールをイメージして書かれたとか。)3部作の1部ということで、謎を残して続く、というのは良いのですが、とにかく話の展開が早すぎて、迷ったり、登場人物の心情を描くことなく、とんとんと話を進めてしまったという感じです。原作は読んでいませんが、かなり端折っているのでしょうか。全てお膳立てされているようで、映像は素晴らしいので観ている時は飽きませんが、終わった後に「何で??」という思いが残りました。2部、3部も観る…かなあ、微妙です。