JACOB’S LADDER  ジェイコブス・ラダー

エイドリアン・ライン監督。ティム・ロビンス主演、エリザベス・ペーニャ、ダニー・アイエロ。1990年。

ジェイコブス・ラダー [DVD]

<ストーリー>
ニューヨーク。夜勤明けの地下鉄で疲れて寝てしまったジェイコブ・シンガーは、ベトナム戦争時代の夢を見て、何者かに刺されるところで目が覚めた。それ以降、奇妙な幻覚が彼を襲うようになる。そして同僚のジェシーと同棲しながらも、別れた妻サーラや子ども達のことを思い出すジェイコブは、ついにパーティで倒れ、高熱を出し意識を失う。目覚めるとそこはサーラや子ども達のいる家。しかも亡くなったはずの末の息子も生きていた。束の間の幸福に酔いしれるが、それは夢だったのか、目覚めるとジェシーの部屋にいた。そして戦友から電話があり再会すると、彼もまた同じ幻覚に悩まされていると語り始め…。

<感想>
夢と現実の間を翻弄する映画が観たいなあと思って見付けたのがコレでした。もう20年くらい前の映画です。翻弄されるというと難しい映画かと思いますが、これはとてもシンプル、タイトルや登場人物の名前からしてどういう結末かは想像できます。観始めてすぐに映画にはまりました、上手いです、怖いです、そして泣けます。マコーレー・カルキンが良い役で出ています。彼の登場するシーンはボロボロ泣けました、特にラスト、素晴らしい。今まで観ていなかったのが悔やまれました。ああ、やはり家族が一番なのでしょうかね、悪夢と言われた同棲相手がちょっと可哀想でした。