モナリザ・スマイル  MONA LISA SMILE

マイク・ニューウェル監督。ジュリア・ロバーツ主演、キルスティン・ダンスト。2003年。

モナリザ・スマイル [DVD]

<ストーリー>
1953年秋。美術史助教授のキャサリン・ワトソンは、名門ウェルズリー大学へ新任した。米国一保守的といわれる女子大に新風を吹き込みたいと思っていた。しかし授業初日、生徒全員が教科書を全部暗記してきたといい、用意した資料が役に立たないと知るや、授業をボイコットされてしまう…。

<感想>
ヒラリー・クリントンの自伝『リビング・ヒストリー』がベースとなっているそうです。アメリカで良妻賢母が一番と考えられていた時代、それがわずか50年前の話だというのに驚きました。日本もアメリカも、女性の幸せについての考え方は、大差なかったのですね。と、テーマ自体は非常に興味深い女性のための映画だと思うのですが、出来はかなりいま一つでした。タイトルともなっている美術が作品に活かされていないし、キャサリンにも余り魅力を感じません。生徒達の恋愛話はとても面白かったし、映像も良かっただけに残念でした。