ロベルト・シュヴェンケ監督。ジョディ・フォスター主演、ショーン・ビーン。2005年。
<ストーリー>
突然の夫の死。ベルリンで6歳の娘ジュリアと家族3人で暮らしていた航空機設計士のカイルは、夫の遺体と一緒にニューヨークの実家へ帰るため最新型エアジェットに乗った。しかしうたた寝をした数時間後、娘は忽然と姿を消していた。慌てて探しまくるが、娘の荷物も一緒になくなり、乗客も乗務員も娘の姿を見ていないと言い、機長の元に送られてきた記録でもジュリアは夫と共に死亡しているという…。
<感想>
スリラー映画。ジョディの熱演だけは素晴らしいのですが、正直やりすぎ。ネタ明かしがされた後も、それはありえないでしょう、無理でしょう、と突っ込みどころ満載で、後から考えれば考えるほど、緻密なようで偶然に頼りすぎの計画に、何でジョディはこの脚本を選んだのかしら?と疑問に思えました。ラストも、良かったねと主人公に感情移入するよりも、迷惑なヤツという印象が強く、それでも一番最後、カバンを手渡された時に謝罪の言葉があればまだ救われたのですが、それもなく、ますます身勝手さを感じました。機内の描写も、夫曰く「ちゃちい」だったようです。飛行機の中がいろいろ見れたのは面白かったです。