和島香太郎監督。加賀まりこ主演、塚地武雅、渡辺いっけい。2021年。
<ストーリー>
老婦人の山田珠子は、重度の自閉症を抱える息子の忠男と二人で暮らしていた。隣家に越して来る里村一家。奥まった里村家に続く路地には、山田家の梅の枝が大きく張り出し、邪魔になっていた。梅の枝を切ろうとすると、忠男がパニックを起こすことを知る里村一家。
高齢の珠子は、49歳になった忠男の将来を案じ、近所のグループホームの世話になることを決めて別居した。知的障害者ばかりが暮らすホームは、町の人々から煙たがられ、郊外への移転を求められていた。夜分にホームを抜け出し、母の家に帰ろうと無心に歩き出す忠男。
里村家の息子で小学生の草太は、塾帰りの夜道で顔見知りの忠男と出会った。忠男を誘い、遊び始める草太。乗馬クラブの可愛いポニーを連れ出し、引いて歩いていると、厩務員に見つかり、忠男だけが捕まってしまった。
忠男の騒ぎのせいで、グループホームの移転問題が加速した。責任を感じ、自分だけ逃げたことを両親に打ち明ける草太。草太の父の茂は親としての責任を感じ、山田家に謝罪に赴いた。そこには、息子の草太と妻の英子も来ていた。日ごろ、家のことを全く省みない茂が、謝罪に訪れた姿を見て、夫を、父を、見直す英子と草太。
忠男は実家に戻り、珠子の寂しい一人暮らしも、とりあえず終りを告げた。(Wikipediaより転載)
<感想>
オススメに出てきたので何となく視聴。
この手の問題って、これからも増えるんでしょうね。余りスッキリしなかった結末ですが、逆にリアルかも知れません。演技、上手でした。
自分だったらどうだろうと考えるに…怖い思いはやはりあるかなあ。