THE MUSTANG  ムスタング

ロール・ドゥ・クレルモン=トネール監督。マティアス・スーナールツ主演、ジェイソン・ミッチェル、ブルース・ダーン。フランス・ベルギー合作。2019年。

<ストーリー>
ローマン・コールマンはその短気な性格故にすぐに手が出るタイプであり、妻に暴行して重傷を負わせたために服役していた。ローマンは社会復帰のための懸命な努力を続けていたが、生まれ持った気質を改善するのは容易なことではなかった。ほどなくして、ローマンは牧場主のマイルズの下で職業訓練を受けることになった。そこでは、マイルズが組んだリハビリ・プログラムを受講することになった。そのプログラムはムスタングの調教を通して自身の人格を陶冶していくというものであった。ローマンは5週間後に売却される予定の馬を調教するように命じられた。
当初、ローマンは馬と上手く心を通わせることができなかったが、ベテランの調教師であるヘンリーの指導の下、徐々に馬と交流できるようになっていった。数週間後、ローマンは馬とすっかり心を通わせ、ヘンリーとも親しくなっていた。ローマンは馬にマーキスという名前を付けることにした。ところが、ここで予期せぬ事件が発生した。ローマンと同じ部屋で暮らすダンがヘンリーを殺してしまったのである。怒り狂ったローマンは友人の仇を討つためにダンを殺そうとしたが、そこにやってきた警備員の手によって取り押さえられた。
そうこうしているうちに、オークションの日がやって来た。ローマンは関係改善の糸口を探るべく、娘のマーサを会場に招待したのだが、会場に彼女の姿はなかった。そのことに気を取られたばかりに、ローマンはヘリコプターの音に驚いたマーキスに適切な対処を取ることができず、そのまま落馬してしまった。ローマンは危うくマーキスに踏みつけられるところだったが、駆けつけた他の調教師のお陰で事なきを得た。マイルズはマーキスの調教が上手く行かなかったと判断し、彼を安楽死させることにした。それを知ったローマンは雨風でボロボロになっていた施設の門を壊し、マーキスを牧場の外へ逃がしてやった。
しばらくして、ローマンはマーサから手紙を受け取った。マーサは出所する意欲を失った父を心配しており、産まれたばかりの赤ん坊と自分が一緒に写った写真を送ってきたのである。その手紙には「近いうちに貴方の孫の顔を見せに行きます」と書いてあった。手紙を読み終わったローマンがふと施設の門に目をやると、そこにはマーキスの姿があった。マーキスの元気な姿を見た瞬間、ローマンの顔には久々の笑顔が浮かぶのだった。(Wikipediaより転載)

<感想>
刑務所でリハビリのためムスタングを調教し売却するというお話。
まあ想定の範囲内の展開でした。思った以上にクズが多かった。やはりこういう刑務所に入るような人には近づきたくないなー。
馬との演技は難しかったと思います。馬はすごく良かった!