THE BREADWINNER  ブレッドウィナー

ノラ・トゥーミー監督。声、サラ・チャウドリー、ソーマ・バティア、ラーラ・サディック。2017年。

ブレッドウィナー

<ストーリー>
11歳のパヴァーナは、アフガニスタンの戦争で荒廃したカブールにある小さなアパートの1つの部屋で、教師だった父、作家の母、姉と幼い弟と暮らしています。
タリバンの支配下に生きるパヴァーナは、父が語る物語を聞きながら成長し、市場で人々に手紙を読み書きして生計を立てる父を手伝っています。
ある日、父親がタリバンに逮捕され、パヴァーナの人生は一変します。
タリバンは、男性を伴わずに女性が家を出ることを禁じているため、家族はお金を稼ぐことも、食料を買いに行くことさえできません。
一家の稼ぎ手として家族を支えるために、パヴァーナは髪を切り“少年”になります。
そして危険をかえりみず、パヴァーナは父を救いだす方法を探そうと決意するのですが…。(amazonより転載)

<感想>
作画がとても綺麗でした。色合いが良い。作品内に出てくる物語の描写の仕方も面白い。ただお話自体は、面白いとは言えないものでした。父親は言いがかりで投獄され、男性がいなくなったため、家族は買い物も稼ぎにも行けない。なんて酷い世界でしょうか。ただ思ったよりも悲惨な風に描かれてなかったのが、救いでした。主人公の少女は、いつでも希望を持ち、諦めません。最後はどうなるのかと思いましたが、まあ良い終わり方だったかな。もっと先が気になりはしましたが。この話はフィクションだと思いますが、似た話はすごいたくさんあったのでしょうね。そして、今も?