ホステル　　HOSTEL

イーライ・ロス監督。ジェイ・ヘルナンデス主演、デレク・リチャードソン、エイゾール・グジョンソン、三池崇史。2006年。

＜ストーリー＞
アメリカの大学生、パクストンとジョシュは、途中で一緒になったアイスランド人のオリーと３人で、バックパッカーをしながらヨーロッパ各地を旅行していた。そんなある日、スロバキアのプラティスラヴァに行けば、良い女とヤリまくれるホステルがあるとの話を聞かされ、早速３人はスロバキアへ。田舎町のホステルで女性２人と同室になり、夢心地の一夜を過ごした。しかし翌朝、オリーが先に帰ると謎のメッセージを残して行方不明に。不審に感じた２人はオリーを探すが見つからない。ロビーには同じように友達がいなくなったと言う日本人女性がいた。そして今度はジョシュも姿を消した…。

＜感想＞
前半はエロ満載、後半はグロ満載のエログロ映画でした。三池崇史本人の登場には驚きました、遊び心も満載ですね。東欧の女性綺麗！東欧の田舎町怖い！異国の雰囲気がとてもよく出ていて、言葉の通じない疎外感、恐怖感が伝わってきました。この描写はとても上手かったと思います。グロのパートも、そういうことか、となかなか良いオチでした。でも演出が一気にチープに、嘘くさくなり、思い切り白けました。特に日本人女性…あれはないでしょう。仕返しをさせてスッキリという目論見なのかも知れませんが、敵が揃うとか都合良すぎでした。
（以下、ネタバレ含みます）
設定はかなり面白かったので、最後はギャグに走らず（え、ギャグですよね？）主人公が逃げられない絶望で終わらせてくれた方が良かったと思います。ましてここまで逃げ切ったパクストン君、２では冒頭でアッサリ殺されちゃうらしいし、生かした意味がわかりません。