ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス監督。アビゲイル・ブレスリン主演、グレッグ・キニア、ポール・ダノ。アカデミー賞助演男優賞、脚本賞受賞。2006年。
<ストーリー>
アリゾナに住むフーヴァー一家。幼児体型眼鏡っ子の9歳のオリーヴの夢は、ビューティコンテストで優勝すること。その夢に向け、今日もビデオチェックの日々。パイロットになる夢を持つ兄のドウェーンは自室にこもり、人とは口もきかずに過ごしている。おじいちゃんはオリーヴのよき味方だが、ヘロイン中毒者。父のリチャードは人生の負け組に絶対にならないという強い信念を持ち、現在は考案した9ステッププログラムでベストセラーを狙っている。そして、母のシェリルが、ゲイで自殺未遂をした弟のフランクを引き取ることにした日、「リトル・ミス・サンシャイン」コンテストに繰り上げで参加できることになったオリーヴを、家族皆でカリフォルニアまでミニバスで連れて行くことが決まり…。
<感想>
アカデミー賞作品賞、助演女優賞にもノミネートされた作品で、期待して観ました。結果、まあ面白いですが、そこまで絶賛されるほど良いかなあ、と思いました。疑問点を1つ1つ思い返すと、まあ、あれで良いのかと思うのですが、観ている最中は釈然としませんでした。ドウェーンとフランクは何となく好きでした。ジョンベネちゃんを連想させるビューティコンテストで、他の子のようにポーズできないオリーヴも可愛いかったけれど、あのコンテスト参加に選ばれるのには無理があるんじゃないかなあ。あの後、家族は一致団結で力強く生きていくのでしょうか…。