レジス・ロワンサル監督。アレックス・ロウザー主演、ランベール・ウィルソン、オルガ・キュリレンコ。フランス映画。2019年。
<ストーリー>
フランスの人里離れた村にある洋館に、9カ国から翻訳家が集められた。全世界待望のミステリー小説『デダリュス』の完結編の各国語への翻訳のためだ。しかし9人は、洋館の地下に隠された要塞のような密室に隔離されてしまう。海賊行為と違法流出を恐れた出版元が著者の同意のもと、彼らを隔離して極秘に翻訳を行わせることにしたのだ。
9人は外出はおろか、電話やSNSなどの通信も禁止され、毎日20ページずつ渡される原稿をひたすら翻訳していく。そんなある夜、出版社社長の元に「冒頭10ページをネットに公開した。24時間以内に500万ユーロを支払わなければ、次の100ページも公開する。要求を拒めば、全ページを流出させる」という脅迫メールが届く。(Wikipediaより転載)
<感想>
なかなか良いサスペンスでした。こんな落ちが待っていたとは…これは感情移入しちゃいますね。まさかまさかでした。ダン・ブラウン原作『インフェルノ』出版の際に、各国の翻訳家が地下室に隔離され翻訳を行なったという実話がベースとのこと。ハピエンじゃないところが、また良いです。