ベイビー・ドライバー  BABY DRIVER

エドガー・ライト監督。アンセル・エルゴート主演、ケヴィン・スペイシー、リリー・ジェームズ。2017年。

ベイビー・ドライバー (字幕版)

<ストーリー>
ある日、青年が車内で音楽にノッている間に3人組の男女が銀行に押し入り、その青年の車で逃走する。青年は華麗なドライビングテクニックを見せ、警察は捕まえることに失敗。彼の名はベイビー。仕事中にお気に入りの音楽を聴くことで、集中力と反射神経は極限まで研ぎ澄まし、凄腕のゲッタウェイ・ドライバーに変貌するのだ。ベイビーは幼少時に遭遇した自動車事故の後遺症で酷い耳鳴りに苦しめられており、仕事以外にも音楽を聴くことで耳鳴りから逃れる暮らしをしていた。彼は過去に暗黒街の大物であったドクの車を盗み、その時に生じた損失の穴埋めのために、代償として仕事をやらされている。
銀行強盗を終え、穴埋めの仕事が終わりに近づいていた頃、ウェイトレスのデボラと運命的な出会いをする。そんな折、ドクから連絡が入り、凶暴なバッツを中心にしたメンバーでの仕事を命じられる。それを何とか成功させると、損失の穴埋めが終了したことがドクから告げられる。これを機に犯罪の世界から足を洗うべく平穏暮らしを始め、デボラとの仲を深めていたベイビーだったが、デボラと行ったレストランでドクと再会する。ベイビーを気に入っているドクは彼を手放す気はなく、デボラとジョゼフの身の危険を匂わせ、合衆国郵便局の襲撃の仕事を命じる。だが、この仕事はあらゆるものを道連れにして暴走し始める。(Wikipediaより転載)

<感想>
ちょっと昔っぽいデザインの映画ポスターに惹かれて観てみました。ケヴィンの登場にビックリ、調べたらセクハラで訴えられた年の映画なんですね。公開お蔵入りにならなくて良かった。ケヴィン、役者としては好きだったのに、残念です。さて肝心の映画の方は…古き良きアメリカを思わせるオシャレな感じで、なかなかの拾い物。犯罪物なので、結局は捕まるか、殺されるか何だろうなと思っていましたが、思わぬハッピーエンドに。ベイビーが基本的に良い人、という設定が好きでした。でも、犯罪の途中にたくさんの人が怪我したり、後遺症が残ったりしているんだけどね。ドクが最後にベイビーを助けたのが意外でした。うーん、そういうタイプかな?そういう意味で気に入っているようには見えなかったのだけど。デボラも、そこまで惚れるほどのシーンあったかな、と思いましたが、まあ、可愛いし、心地良かったのでオーケーです。養父が無事で良かったなー、基本、ベイビーに優しい世界の作品だったと思います。過去のトラウマもあるし、という感じかな。今ひとつではあるのですが、オススメできる作品だと思いました。