フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督。アンジェリーナ・ジョリー主演、ジョニー・デップ、ポール・ベタニー、ティモシー・ダルトン。仏映画『アントニー・ジマー』のリメイク。2010年。
＜ストーリー＞
フランス。逃亡中の国際指名手配犯、アレキサンダー・ピアースの恋人であるエリーズ・クリフトン・ワードは、ピアースを探す複数の人間から見張られていた。ピアースは整形をしていて、誰も彼の今の顔を知らない。エリーズがカフェでお茶をしていると、メッセージが届けられた。リヨン駅発の列車に乗り、自分と背格好の同じ男を探せ。自分と思わせ、捜査を攪乱しようと言うのだ。言われた通りに列車に乗り、エリーズが見付けたのは、アメリカ人のツーリスト、フランク・トゥーペロ。妖艶な彼女に誘われるまま、フランクはヴェネチアで降りた後、一緒に高級ホテルに滞在、ピアースが大金を盗んだマフィアから命を狙われる羽目となる…。
＜感想＞
アンジーが綺麗でした…うっとり。でも時折、化粧の厚さでお歳を感じさせるようなシーンも。デップとの共演ですが、余り魅力を感じませんでした。何故でしょう、２人が一緒にいてもドキドキしないんですよね。そこらへんを魅せてくれたら、もっと映画が面白くなったと思います。ヴェネチアは美しかったです…高級ホテルが素敵です。余談ですが、ティモシー・ダルトンが出ていると、どうしても007を思い出しちゃいますね。
（以下、ネタバレ含みます）
ピアースが出てこないのでもしやと思ったら、やっぱりでした。でも私はエリーズの正体の方に驚きました、漫画みたい。そしてラストは何だか、ルパン三世のようなテイストでした。ピアース（ルパン）逮捕に執着するアチソン（銭形）警部、みたいな。
全体的に出来はいまいち。
